賃貸or持ち家

住まいについて誰でも一度は考えたことがある「賃貸or持ち家」、
どちらが正解なのか。このテーマについて考えてみたいと思います。
特に当社が重要視する「資産形成」の視点でどのような違いがあるかをお伝えいたします。
まずは「生涯支出（費用）」について試算してみます。

＜試算条件＞

・期間は30歳~80歳の50年間、同じ住居（持ち家or賃貸）に住み続ける想定
・持ち家の購入条件は以下の図に記載の通り
・賃貸は家賃変動なし、2年に一度に契約更新手数料が発生

持ち家と賃貸で、月々の支払(ローンの支払いと家賃)では大きな差はありませんが、持ち家の方はローンの支払いが完了すればその後の支払いがなくなる点と、最終的に売却可能な資産(土地)が手元に残る点が大きなメリットです。今回の試算では経済効果として持ち家の方が約3,100万円優れている結果となりました。

また、別の視点で持ち家は保険の役割を果たすことも可能です。団体信用生命保険に加入することで、家族の経済的柱(例：お父さん)が亡くなってしまった場合、住宅ローンの残債は保険で清算されるため、遺族のその後の住居は安泰となります。一方で賃貸の場合はそのような保険的な機能はなく、毎月の家賃を払い続ける必要があります。

賃貸に向いている人

・次々に新しい住居へ住み換えたい人(一つの場所では飽きてしまうタイプの人)
・収入が不安定の人(賃貸なら住居費用を調整できる)
・交通アクセス重視の人(駅近賃貸など駅へのアクセスを重視したい人)

持ち家（戸建て）に向いている人

・資産づくりを進めたい人(家は将来の資産として残る、賃貸と違い払ったお金が自分の資産となる)
・質の高い住居で暮らしたい人(設備・内装など持ち家の方が質が高い)

賃貸・持ち家（戸建て）の比較

	賃貸	持ち家（戸建て）
間取り	物件選びである程度選択可能	自由に設計可能
面積（広さ）	広い物件は少数、単身・2人暮らし向けが多い	広さ、部屋数など調整可能
設備、内装	クオリティは低い	クオリティは高い、こだわりをもってデザイン可能
気軽な引っ越し	次の物件に気軽に引っ越し可能	購入するため簡単に住み替えできない
固定費	契約更新費用がかかる	固定資産税・都市計画税がかかる
修繕積立	積立不要	15~20年に一度は修繕が必要
資産価値	資産価値はない	土地・建物に資産価値がある、特に土地は将来にわたって資産価値を維持できる
家賃・ローン支払い	永続的に家賃を払う	ローン完済後は費用がかからない

「株式会社イエハチ」の代表　西嶋光夫の想い

私の経験を少しだけお話させていただきます。

私は大学卒業後、20年間賃貸に住み続けてきました。考えてみると20年間で住居に対して払ったお金(家賃、更新料)は約2,386万円でした。20年経過して膨大な金額を捨ててしまったことに気がつきました。

私自身転勤がある会社に勤めていたので転勤したら明日から自分が住むことができないため、「家を買っても意味がない」と考えていました。私の頭に転勤したら賃貸物件として人に貸すという発想が持てていませんでした。

私がもし20代前半の自分にアドバイスができるなら、「すぐ家を買う」ことをアドバイスしたいです。もし20代前半に家を買っていたら、今頃その家に住んでいるかは分かりませんが、他人に貸していたとしても住宅ローンの7割近く支払いが終わっていることになります。(30年ローンだったとしたら残り10年)。土地の価値が例えば2,000万円だったとして、賃貸ではこの資産は手元に残りません。家を購入していれば、売却して現金にもできるし、そのまま住みつづけることもできます。

資産形成を若いうちから考える重要性を、今後はイエハチの仕事を通じてお客様へ伝えていきたいと考えています。八王子市で家を借りるか戸建を購入するかで迷っているお客様も、是非一度ご相談ください。

「株式会社イエハチ」の代表　西嶋光夫